最期のその日を迎えることは、どれほど心の準備をしていても受け止めきれないものです。
点滴を外してから一週間、夫は力の限りを尽くして頑張り続けました。
そしてついに、その日がやってきました。これは、私がその瞬間に感じたこと、流れた時間を記録したものです。
※この記事は、筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。
医療に関する内容が含まれますが、専門的な医療アドバイスではなく、同じような状況で悩む方の参考や気持ちの支えになればという思いで綴っています。
一部に心が揺さぶられる表現が含まれる可能性がありますが、できる限り丁寧に書いています。
点滴を外して一週間
点滴を外してからもう1週間が経とうとしています。
水分が抜けて行ってるので脳のむくみが解消してきています。
「お父さん!」呼んでみると反応してくれた日もありました。
顔もげっそりになってきてしまい、見るのが辛いです。
こんなになって迄生きてるのだから、最期まで夫も頑張りたいんだなと思います。
まだ若いし、体力もあったのに。
悪性脳腫瘍、手術してないので『グリオーマ疑い』なのですが、本当に容赦ないのですね。
苦しいです。
点滴を外して10日目・とうとうその日が
点滴を外して10日目
毎日面会に行ってました。その日も2時間後に面会予約していましたが、14時位にとうとう病院から連絡が来ました。
息子は丁度学校が休みで家に居て、下の子だけ学校でした。
もうあと少しで下校してくる予定だったので、授業はきちんと受けられていました。
引き寄せでお願いした通りの時間帯にほぼ近いです。
急いで学校へ迎えに行って病室に駆け付けましたが、もう息を引き取っていた様です。
夫の死に目に間に合いませんでした。
私達が到着する5分前に。
あんなに毎日面会に行ってたのに。
私達を待って死亡確認
死に目に会えなかった。
息を引き取るときに見送ってあげられなかった。
これはショックで引きずりました。
夫の顔を見て昨日来たのに全然顔が違いました。
魂の重さが21gと聞いたことがありますが、それが抜けてしまったからなのか顔つきが全然違う。
夫の顔を撫でて、「今までありがとうね」と伝えました。
何故間に合わなかったのか・・・
あと5分だったのに
何故夫は待たないで息を引き取ったのか
急激に悪化していったそうです
もしかしたら、間に合わないように夫は急いでいたのかも知れない
私達が到着してから先生が死亡確認してくれて、葬儀屋さんに連絡をするように言われました。
それからエンゼルケアをしてくれるので待合室で親族全員待ちました。
葬儀屋さんお迎え
とうとうこの日が来てしまいました。
夫の身体も限界だからと分かってはいたのですが。
準備が終わり、葬儀屋さんが迎えにきてくれました。
先生から死亡診断書・死亡届を受け取ります。
霊柩車に夫の遺体を乗せると先生・看護師さんがお見送りしてくれました。
・・・とうとうこの時が来てしまった。
何度も・・・とうとうが頭をよぎります。
この後は病室の荷物を全部車に乗せ、親族全員で葬儀場に行きます。

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