夫の退院後の日々 脳腫瘍の治療と家族の支え

脳腫瘍



※この記事は、筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。
医療に関する内容が含まれますが、専門的な医療アドバイスではなく、
同じような状況で悩む方の参考や気持ちの支えになればという思いで綴っています。
一部に心が揺さぶられる表現が含まれる可能性がありますが、できる限り丁寧に書いています。




退院後数日間の様子

内服薬と副作用



初日に外来で診察後
処方箋をもらいました。

主に内服薬です。
脳圧を下げる
イソソルビド ゼリー・・・利尿薬
ステロイド・・・リンデロン (ステロイドの中で強いもの)



リンデロンは相当強いものを投薬されていたので
精神的にもキツイ症状が出てた方のブログを見て
主治医の先生に変えたいと相談しましたが、
悪化するのでそれは出来ないと言われてしまいました。


便秘の問題


便秘
マグネシウム
ピコスルファート



ゼリーが相当不味かったようです。
便秘がかなり酷くて夫は自分で摘便していました。




ゼリーもそうですが便秘薬も飲み忘れてしまうと
具合が更に悪くなったので『飲もうね』と声掛けをしました。






運動不足の心配と散歩




夫は元気な時から足が細くて
私より細かったです。


今回の入院ではガリガリに痩せてしまって
食べても中々太れないので
動物性タンパク質を増やすよう
肉類を多めにしました。



ステロイドを内服していますので
副作用の『ムーンフェイス』が出て来まして
顔のガリガリはすぐに取れて
外見からは余命半年の人と言われても信じられない
と言われました。



ステロイドの内服と脳腫瘍の症状で
エネルギーがダダ洩れしてしまう状態だったように思います。



体力が無くなるのを夫がとても不安になっていて
店舗に行くのに車で送迎と思っていましたが
歩いて行きたいというので
1人で散歩がてら歩いてもらうことにしました。




歩いて店舗へ行く夫の様子




散歩がてら店舗まで歩いてもらいますが
店舗に到着すると、エネルギーを
使い果たしており、へとへとです。



夫は店舗を片付けてテナント貸しへ移行したいようですが
私も確定申告の帳簿付けを進めないといけないので
店舗の片づけまだ手伝えません。




エネルギー切れと片づけの葛藤



そして店舗の片づけもしたいのですが、
夫は本当は『営業』がしたかったようです。


「歩いて店舗に来るだけでこんなに
疲れるようじゃ、営業できない」と
言い出したので片づけをやめて
歩いて体力が少しでも戻るようにと
夫の気持ちに柔軟に寄り添いました。



店舗へ歩いてきて、へとへとの体力を癒して
片づけや帳簿を付け終わると食事の時間に成りますが
夫はまた歩いて家へ戻るというので
途中で倒れないか心配ですが夫を見送ります。



娘は相変わらず小学校から
店舗へ帰宅しますが宿題を済ませると
夜18時ころになってしまい
夫はそれまで店舗で待っているのは難しかったようです。




食事作りと感謝の言葉




先に夫が歩いて帰ると
必ず夕飯を作ってくれます。



体調が悪くてエネルギーがダダ漏れで
大変つらいのに、夕飯を作ってくれます。
・・・それほど私のワンパターンなおかずが嫌だったのか




出来るうちにやりたいことをやってもらおうと
思い、包丁も心配でしたが、
「こんなに美味しいものを作ってくれて
本当にありがとね!」
「具合悪いのにこんなに作れて本当に
凄いね!」
など感謝をこめて伝えました。



娘の運動会に参加して

親子で過ごせた大切な一日

夫が見に行ける最後の娘の運動会が
ちょうど土曜日にあり
夫・息子・私で見に行きました。





退院後初めての行事で
夫的には「生きた心地がした、来てよかった
と言ってました。
大勢の保護者が運動会に来ていて
それが大変刺激があったようです。




娘の姿を目に焼き付けて貰えて良かったです。




その日は夫の前の職場の友人も午後
会いに来てくれます。



私は娘と運動会の後店舗へ帰宅しますが
夫は職場の友人が来ますので先に店舗へ



運動会はまだ残暑が厳しくて
夫一人で歩いて途中で倒れたら大変なので
息子に付き添いしてもらい店舗へ
息子も本当に良く手伝ってくれます。



無事に前職場の友人と会えて
夫も私も良かったです。



まだまだ会わせたい人ややらなければ
行けないことがあります。
お互い悔いが残らないように・・・



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