悪性脳腫瘍 衰弱していく夫

白い花 脳腫瘍




夫が悪性脳腫瘍と診断され、腫瘍からの出血が起きてから4週間が経ちました。
医師からは「1カ月もたないかもしれない」と告げられながらも、夫は必死に頑張ってくれています。

病室で手を握ると、かすかに握り返してくれる夫。
その姿に希望を感じる一方で、日ごとに衰弱していく現実を前に、私はただ寄り添うしかありません。

これは、夫の終末期を見守りながら感じたことを記録したものです。
同じようにご家族を支える方にとって、少しでも参考や心の拠り所になればと思い綴ります。




※この記事は、筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。
医療に関する内容が含まれますが、専門的な医療アドバイスではなく、同じような状況で悩む方の参考や気持ちの支えになればという思いで綴っています。
一部に心が揺さぶられる表現が含まれる可能性がありますが、できる限り丁寧に書いています。



夫の様子



腫瘍から出血してしまい既に4週間経過しようとしています。



『1カ月もたないかもしれない』と先生に言われましたが、夫はどうにか頑張ってくれています。



面会に行くと目を開けて反応してくれますが、このころは頻繁に熱が出て更に辛そうです。




寝たきりで手を握ると微かに握り返してくれます。



足は動かせません。



寝返りも出来ないので看護師さんが動かしてくれているようです。




点滴は厳しくなりつつある




食事も出来ないのでずっと点滴です。



延命治療しない同意書は提出済みです。



面会に行くと看護師さんから『点滴もそろそろ厳しいかも・・・』と言われます。



もうすぐ点滴出来なくなるんだと、いよいよなんだと苦しくなります。



でもまだ若いから血管がもつかも知れないしという期待もあります。



先生から『何かしたいことがあったらしてあげて』とも言われました。



もう食事もとれないし、誤嚥で肺炎になってしまったらと思うと何も食べさせてあげられないなとも思いました。



肺炎は苦しいと思うからこれ以上夫に負荷はかけたくない気持ち。



他の人たちは何か食べさせたかったかも知れないけど・・・



足にむくみが出てたのでマッサージをしました。



そのくらいしかできなかった。



夫に何もしてあげられなかったな。






終末期について




延命治療をしないと血管から点滴が漏れたらもう外すことになるので、どのくらい点滴が出来るのかを調べました。



しらみつぶしです。



人によってですが高齢者で平均60日くらい点滴できるようですね。



夫は若いですが、脳腫瘍なので全身の機能は普通の高齢者の方と比べると落ちてると思います。



2カ月点滴もつだろうか?



そして点滴を外すと3~5~7日で息を引き取る方が多いいそうです。






心の声




早い、早すぎるよ



まだ下の子小学生だよ???



本当にこんなことあるの



アラ50で手に職が無いのにどうやって子二人育て上げるの



どこも雇ってくれないでしょ



一生懸命事業手伝ってきた私にこんな仕打ち



完全にこの先不安しかありません



夫よ!酷すぎる



55歳で悪性脳腫瘍の末期は早すぎるよ



75歳くらいまでは元気だろうと思ってたのに



夫もそうだと思うけど



生きてる私も、苦しい苦しいツライツライ、助けて・・・




あとがき



この記事を書きながら、私は「何もしてあげられなかった」と自分を責める気持ちもあります。
けれども、夫のそばにいること、手を握ること、声をかけること、それ自体がきっと夫に届いていると信じています。

もし同じようにご家族を支えている方がいらっしゃったら、どうかご自身を責めずにいてください。
ただ一緒に過ごす時間が、何よりの支えになるのだと思います。





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