※この記事は、筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。
医療に関する内容が含まれますが、専門的な医療アドバイスではなく、
同じような状況で悩む方の参考や気持ちの支えになればという思いで綴っています。
一部に心が揺さぶられる表現が含まれる可能性がありますが、できる限り丁寧に書いています。
夫の考え
やらないの一択。
・もともと病院が嫌い
・副反応を耐えられなそう
・俺のは今の点滴内容が一番合ってる
(当時はステロイド+脳圧を下げる点滴でした)
確かに点滴は今までの失語も落ち着いてきている
右麻痺も引きずりは少し減っていると
夫を見ていて感じました。
先生に伝える
治療をしないことを先生に伝えます。
先生
「治療をしないと、やはり退院に成ります。」
「外来で通院する病院をソーシャルワーカーさんと
探してください。」
「あと、退院するので内服で行けるか、
点滴を外して確認しますので1日時間を下さい。」
承知しました。
私は何も知らない素人なので先生に
「病院はどんなところを探せばいいですか?」
と聞き
先生
「療養型の病院ですね。」
と教えてくださいました。
約2週間の入院・診断書 余命について
診断書についても先生が
「保険とか入ってると思いますので、
診断書の受付をしてもらえれば書きますから
言ってくださいね。」
と治療をしないのに
とっても優しかったです。
先生
「それから治療をしないので
余命は半年になりますから。」
「思い残すことが無いように、
やりたいことをやって身辺整理を
してください。」
「元気で過ごせるのは2か月です。」
よ、余命半年!と言われてしまった。
・・・は、半年!!!!
そんなに短くなるんですか!
元気で過ごせるのは
たった2か月!・・・そんなことって・・・
そりゃあ、腫瘍を少しでも取り除けば
それだけスペースが空きますが
今のステロイド+脳圧を下げる点滴・内服
のみだと確実に腫瘍が大きくなりますから
余命が半年になってしまうのは
仕方がないのか・・・悔しい。
手術をすれば後遺症が残り、
1年しか余命は保証できない。
でも義父さんの全て治療して
非常にQOLが下がった状態で療養期間を
過ごすのも本当に苦痛だったことも
思い返すと致し方ないのかも知れない。
これはもうどうすることも
出来ないんだと思いました。
食道の手術の時を思い返す
食道の手術も本当に大変でした。
絶飲食は当たり前ですが
食道付近に炎症や損傷があったため、
術後の洗浄・消毒を行うために胸部の外科的処置が必要となり、
非常に身体への負担が大きい手術でした。
夫は
「また同じような状態になったとしても、
「もうあのような手術は受けたくない」と夫は
話してくれました。
本当に辛かったんだと思います。
夫への感謝
夫には私との人生を歩んでくれて
大事な子達とも巡り合えましたし
この人生で飲食の経営も学べましたし
とても感謝しています。
その夫が食道のあの手術が嫌だったと打ち明けてくれて
しかも今度は脳腫瘍、脳の手術。
腫瘍が大きく、大事な血管が巻き付いて
脳の手術の後遺症の方が食道のあの時より
もっときついと想像出来ます。
だから余命半年を受け止めました。
2カ月は元気で過ごせるから
夫と残された時間を、大切に丁寧に
過ごしていきたいと思いました。
苦しみの中でも「今、生きている」
ことを感じられるよう
夫が会いたい人に会ってもらって
思い残すことが無いように
サポートしようと決意しました。

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