悪性脳腫瘍 入院前にやっておいてよかった公正証書遺言

青い空と雲 脳腫瘍




この記事では、退院後に体調が急激に悪化していく様子と、ギリギリで作成できた公正証書遺言の体験を記録しています。家族の思いと不安、そして最期に向けて備える現実について、同じような状況にある方の参考になれば幸いです。


入院前数日の様子です

※この記事は、筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。
医療に関する内容が含まれますが、専門的な医療アドバイスではなく、
同じような状況で悩む方の参考や気持ちの支えになればという思いで綴っています。
一部に心が揺さぶられる表現が含まれる可能性がありますが、できる限り丁寧に書いています。



体調の悪化




大学病院を退院してから1か月半が経過すると、だんだん体調が悪化してきました。



大学病院に入院する前も急激に悪化したので、それを思いだすといつ悪化するかヒヤヒヤします。



朝食を食べてすぐもう起きてられない、と言って寝てしまいます。



就寝中に脳圧が上がるのでどうしても朝の体調が最悪です。



義母や前妻の子供達とも食事に行けなそうです。



もうそろそろ2か月になるし、元々大学病院の先生に元気な時は2カ月までですと言われてますのでどうしようもないですが、



兎に角急変がないか、癲癇で倒れないかそれだけが心配です。
倒れて怪我でもさせたら可哀想すぎます。



やらなければいけないこと



やり残してるのは1つだけ



もう会いたい人には全員来てもらい、幼馴染の方や、大学の友人にも会って貰いました。




夫は義母ともう一度お墓詣りにも行けました。




やり残してるのは・・・




公正証書遺言を司法書士さんと完成させることです。




その日がやっときました!!!




夫はいつも気持ち悪くて、車に乗るのも辛いくらいになってました。




そして名前・住所などを練習するように言われていましたが、もう会話も結構難しい所に来ていました。




心配過ぎて司法書士さんに電話して泣きつきます。
「兎に角気を付けて公証役場に来てくださいね。」と言ってくれましたが




やっとその日が来て夫と一緒に公証役場へ行きます。




公証役場の予約の日が来ても、これで遺言が完成するのかストレスが酷かったです。




司法書士さんに夫を託します



司法書士さんと公証役場でお会いして、会話が厳しくなってきた夫を託します。




公証役場では遺言を作成するには、
本人・司法書士・証人が必要で、公証人と口述・意思確認をして完成します。




本人以外の私は入室出来ないので廊下で待ちました。




案文を司法書士さんが読んで夫が「はい」と返事をしている様子が聞こえてきたのですが、本当に司法書士さんには感謝です。上手くやってくれるんですね!




無事に公正証書遺言が完成しました!!!




よく頑張りましたよ、ご主人。」とほめてくれました。




夫も「良かったー!」喜んでたので、名前と住所が言えなくなってきてて公正証書遺言が完成しないと私が困るんじゃないか?と思ってたらしいので二人して安堵です。




司法書士さんにはその場で代金をお支払いしお別れしました。




公正証書遺言作成は10万円でした。




帰りの車中~自宅




30分で家に着きますが、車酔いが酷いです。すぐ酔ってしまいます。




数日前からもう台所に立つことも出来なくなり、夫本人も具合が悪いと言います。




公正証書の作成で疲れたと思うので良く休んでもらいます。




夕飯に起こすと食べてくれますが、失語症が再発か会話がおかしいので夫が何を言ってるのか理解できなくて喧嘩になってしまいます。




病人相手に喧嘩はしてはイカンと別の部屋で移動して冷静になるように努めます。




シャワーに入ったらどうかと薦めますが、シャワーに行く力が無いようです。




そのまま寝てしまいました。


・・・これは寝る時間が多くなってきてヤバいのでは?




危険を感じたので息子と相談し、夫を病院にそろそろ連れて行かないといけないかも知れないと考えだしました。




そして2日後夫自身が限界を感じたようで午前中に病院へ連れて行き、入院をさせてもらうことになりました。



公正証書遺言がギリギリのタイミングで完成したのは感謝しかありません。



余命宣言されて18歳未満のお子さんが居る方や、相続に関して遺言を残す方がスムーズにいく方は本人に言いづらいかもしれないですが、公正証書遺言を作成されるのは本当におススメです。
亡くなってから辛い中、相続で揉めたり、手続きが難航するのも心労につながると思いますのでご自身を守るためだと思って取り組まれるのがいいと感じました。

これからのご自分の人生がスムーズに進みますように。




後悔だけはして欲しくないので保険の見直しもどうぞ。
↓私も子達に残すべく見直しをします。↓








OFUSEで応援を送る

この記事が何か心に響いたり応援したいと思っていただけたら
OFUSEやcodocでご支援いただけるととても嬉しいです。
ブログ運営やこれからの記事作成の励みにさせていただきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました