死別後 手続き

青い空と雲 死別後の生活①



大切な人を亡くしたあと、悲しみと同時に押し寄せてくるのが数々の手続きです。
葬儀が終わった直後から、廃業や名義変更、市役所での手続きなど、想像以上にやることが多くあります。

私も夫を亡くしたあと、慣れない中で次々と手続きを進めなければならず、とても大変でした。
今日は「死別後に実際に行った手続き」について、私の体験を記録しておきたいと思います。

廃業手続き



夫の事業は私一人で出来ないので廃業しました。



悲しい事に、私一人では今のところ稼ぐことが出来ません。



保健所へ行って廃業届をもらってきました。



担当の方も大変驚いていて、『あんなにやる気だったのにご主人。」と言われました。



保健所の廃業の日は亡くなった日付で、廃業届はいつでもいいと言うので後ほど提出することを伝えました。



不動産屋へ




土地と店舗は夫の名義なので店舗の設備はそのままでテナント募集をかけようと思います。



今は円安で改装するにも材料代も値上げでスケルトン物件で一から始めるとなると、開業までにお金がかかります。



居抜きで借りてくれれば借り手の方もすぐ事業が始められるし、こちらも物品の処分を先延ばしに出来るので居抜きで貸したいですね。



ただ、やはり円安で食材も値上がりがすごいし職種によっては厳しいかも知れないので借り手の職種は絞らないでいこうと思っています。



誰かいい人が居ればいいのですが。



名義変更




不動産屋で土地・建物の名義を変更しないと貸出してくれないと不動産屋に言われました。



何故そんなに厳しいの???



すぐ変更するから募集かけてくれればいいのに・・・



と言うことで、名義変更は司法書士さんにお願いしました。



以前公正証書遺言をお願いした方です。



司法書士さんも「普通は名義変更してなくても募集かけてくれるけどね・・・。」
と言ってくれて、やっぱそうだよね。と不動産屋に不信感が生まれました。



名義変更代は11万7622円との事。



相続の場合は不動産取得税がかからないので、それは良かったです。



死亡届は市役所に出したので、戸籍が変わるのが約2週間後。



それまで少し待ちます。








市役所手続き





そういえば葬儀の前に私が市役所に提出に行きました。



葬儀のプランにもよりますが、葬儀屋さんが提出するとその分料金が上乗せらしく、私が死亡届を提出に行けばその分安くなると言われたので。



死亡届を出した途端、次は年金課へと言われその次は国保課、次は子育て支援課・・・。



ツアーのように。



そのまま手続きが進むように案内されます。



市民課では世帯主の変更・戸籍の変更などをし、念のため『姻族関係終了届』をもらいたいことを告げました。



姻族関係終了届』と言うと係の人が1人から2人、3人と増えだして分厚い本を見ています。



あーでもない、こーでもないと言って私が窓口に呼ばれ、本を見ながら説明してくれました。



姻族関係終了届は私の住んでる市では出す人がそんなに居ないんだな・・・ということがわかりました。



年金課では夫と私の間に18歳未満の子が2人おり遺族基礎年金がもらえるので、帰宅後は年金事務所に電話するように言われます。



夫にはサラリーマンの時期が有ったので、遺族厚生年金があり市役所では全て手続きが完結しないそうです。



国保課では保険証を返しました。



子育て支援課



子育て支援課では、ひとり親の保険証と児童手当の口座の変更をしました。



書類に記入するのですが、夫が『死亡』と記入しないといけなくて私が死亡と書くのにすごく抵抗感がありました。



もっとソフトに表現的にどうにか配慮して欲しかったです。



〇を付けるとかでもいいのにと思いました。



子育て支援課/保健所で寡婦の方に履歴書の書き方とか講習してるチラシをもらいます。



子が大学受験の年齢のため市役所の方が奨学金の説明をしてくれました。



母子及び父子並びに寡婦福祉資金です。



JASSOの無利子の奨学金がダメだった場合、母子及び父子並びに寡婦福祉資金を申し込めば無利子で借り入れできるそう。



でもJASSOだと子に何かあって返済できない(死亡や病気など)事態になったら奨学金の返済免除がありますが、母子及び父子並びに寡婦福祉資金は返済免除が無いです。



返済免除が無かったら、子に何かあったり私に何かあったりしたら下の子に相続されてしまうので
母子及び父子並びに寡婦福祉資金は借りれないなと思いました。



その他まだ手続きがあり、学校教育課などが残っていましたが神経が持たないのでまた後日済ませる事にしました。



市役所の死亡後の手続きが大変ですので、仕事しながらの方の場合



本当に大変な時に、辛いのに手続きの締め切りが迫ってくるのがきついですね。



でも手続きが忙しくて、やる事があるからどうにか生きてるみたいなところもあるかも知れないなとも感じました。




遺品整理



思い出の品や遺品をどう扱うか…
捨てるには忍びないし、家に置いておくと気持ちの整理がつかない。
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