この記事では、悪性脳腫瘍で退院後の夫の体調が徐々に悪化し、朝起きられなくなる様子や、遺言書作成・家族との時間の過ごし方などについて記録しています。
同じような不安を抱える方の参考や、闘病中のご家族を支える方の心の支えになれば幸いです。
※この記事は、筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。
医療に関する内容が含まれますが、専門的な医療アドバイスではなく、
同じような状況で悩む方の参考や気持ちの支えになればという思いで綴っています。
一部に心が揺さぶられる表現が含まれる可能性がありますが、できる限り丁寧に書いています。
退院後1カ月半~入院前頃の1日の様子です。
朝起きられなくなってきた
夫は夜中に3~4回もトイレに行ってるそうで常に睡眠不足です。
イソバイドが脳圧降下の利尿作用がありますので、喉が渇き水分を良く摂る状態だと思います。
1階で寝て貰ってるので階段から落ちる心配もないし、トイレもすぐそばに有るので安心です。
朝は私は6:10に起きて上の子のお弁当を作り子供たちが6:50に起きて学校へ行く支度をします。
夫は7時に起きて朝食を食べますが、脳腫瘍は寝て居る間に脳圧が上がり朝絶対的に体調が悪いようです。
なので夜中のトイレに何度も起きますし眠い時は朝起きないで長く寝たほうが良いとは思いますが、
ステロイドの為に朝食を食べて飲んでもらいます。
7時に起きて朝食を食べて、もう具合が悪いのでまた布団で寝るという状態になってきました。
もう散歩もできない
もう店舗まで歩いて行くことも出来ないそうです。
私は帳簿付けがあるので店舗まで行きます。
・・・ていうか、いつまでかかるんですか???
9時に店舗へ行って帳簿付けして、お昼の支度をしに家に帰るようになりました。
もう夫が食事を作る元気も、この時期になると無くなってきました。
でも夫的に足の激ヤセが気になるそうで、そこら辺を散歩したい・でも出来ない動けない
そのせめぎ合いだそうです。
私は焦る気持ちの夫に、「出来る時に歩けばいいし、今は良く休んで元気になる迄待とうね。」
と伝えます。
それから夫は10時頃起きてテレビを見ているところへ私が11時半に帰宅します。
昼ご飯を私が作り、一緒に食べて再度私は店舗へ
夫にはまた家で留守番してもらって、下校後に娘が店舗へ帰ってから一緒に帰宅します。
公正証書遺言の予約が取れた
公正証書遺言の話はこちら↑↑
退院してから1カ月ちょっとのころ
司法書士さんに案分を一任し、完成したので公証役場の予約をお願いしていました。
証人の方も司法書士さんが用意してくれて、あとはその日に夫と私が公証役場へ行くだけですが
予約してから2週間もかかってます。
その日までに悪化して入院してしまったらどうしようと不安で不安で・・・
無事に「公正証書遺言完成しました!」ばかり引き寄せしてました。
ギリギリで公正証書を作成するものではないとは思うのですが、これでも最速なんです。
それだけ夫の脳腫瘍の進行が速いのです。グリオーマって本当に怖いです。
上の子の部活を見に行く
夫が体調が悪いですが吹奏楽部の上の子の演奏会が近所モールで開催されるので行きました。
夫に最期に子の演奏の姿を焼き付けて欲しいという気持ちです。
本当は生きて元気で子の活躍・成長を見守って欲しいですが、そうもいきません。
着実に限界が近づいていてそれから逃れるすべが無いようです。
本当に悲しい。
来年の演奏会も夫と2人で行きたいのに、苦しすぎて気持ちが落ちてしまいます。
でも演奏中の子を見ると、リズムに乗ってとても楽しそう。
私は1人になってもこの子たちの成長を元気で見守って行かないといければと決意しました。
外の演奏会で少し寒くなってきたので1部が終わってから、顧問の先生に挨拶して夫には車の中で待ってて貰いました。
顧問の先生にも相当お世話に成って、夫がもし手術するなら
「下の子を学校に連れてきていいよ、部活が終わる迄図書館で見ててあげるから。」と
涙が出る程、非常に優しい言葉をかけてくれて感謝してもし足りないほどとても気遣って下さいました。
夫も私とともに感謝してると思います。
私は本当に恵まれてるなと思いました。
確実に体調が悪化していく中、子の活躍を見せることが出来て良かったです。


私も保険の見直しをそろそろしないとだな・・・
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