※この記事は、筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。
医療に関する内容が含まれますが、専門的な医療アドバイスではなく、
同じような状況で悩む方の参考や気持ちの支えになればという思いで綴っています。
一部に心が揺さぶられる表現が含まれる可能性がありますが、できる限り丁寧に書いています。
夫が脳腫瘍と告知されてー造影剤の検査までー
前回の記事の続きです。
大学病院に行く日 ー車の中ー
車の中では
「うわーー、おかしい、おかしい、何だこれは」
と夫はずっと言っています。
もう何がおかしいのか本人も理解できてないみたいだけど
おかしいみたいです。
「えー??大丈夫なの?」ととても不安になります。
運転は私がしているので、運転の最中に夫が倒れて
意識が無くなったりしたら私はどうすれば!!!
という完全に私はビビッた状態で運転しています。
車に酔ってるみたいで
息もちゃんと出来てないかも
酸素が足りないのかも知れないなどと
思い窓を開けながら向かいました。
隣の県で1時間半かけて到着します。
通勤の時間帯だからしょうがないですね。
大学病院
大学病院にかかるのは、はじめてです。
受付は混雑していて何分待っても呼ばれません。
こんなに具合の悪い人が順番待ってて大丈夫なんだろうかと・・・。
受付してから2時間でやっと名前を呼ばれ
2Fの脳神経外科へ移動します。
エスカレーターでは夫が倒れないか心配しました。
2Fの脳神経外科でまた待つように言われます。
診察
①失語が始まっています。
一通り問診して先生に呼ばれ説明されます。
眼鏡を指さしてこれは何と先生が聞きますが
夫は答えられません。
頭には浮かんでるが言葉が出ないようです。
②手術について
悪性なので手術が必要に成りますが、
今凄く手術が立て込んでいて空きがあればすぐ手術します。
でも2週間はかかるかも。その間どうする?
他院を紹介しようか?と聞かれたが
夫の体調を考えるとまた車で移動して病院で受付し・・・
それは無理、と夫が言うし
多分症状の進行が早まってるのでは?と思ったのと
夫になにかあったら大変ないので
このまま入院して手術の空きを待つことに。
③後遺症が残るかも
脳の手術だし
左に腫瘍があり大きさも3cm以上になっていて
麻痺などの後遺症が残りそう。
以上3点を説明されました。
後遺症が残ると言われたのもとても辛かった。
病室の確認・入院の説明
症状の進行 ー麻痺が出てるー
夫の病室の確認で看護師さんと歩いて行くと
「右足を引きづってる、もう右側の麻痺が始まってるみたい」
と指摘されました。
そのついでに体重を測り、受付で53kと書くように夫に言われたのですが
50kとバレたので正直に言いました笑
やっぱり症状の進行が早まってると思いました。
入院してもらった方が何かあったら病院で対処してもらえるから
その方が安心だなと思いました。
右麻痺が出てたからあんなに分厚く切ってたんだ・・・と振り返ります。
退院後の面倒は?
看護師さんから
「すべての人に聞いてるのですが、
退院後はご主人の面倒が見れますか?」
私
「アパート住まいだし、小学生の子もいるし
収入が途絶えてるし、仕事を探して働かないと
行けないので介護は無理です。」と伝えます。
夫さんごめん!現実を見て正直に伝えました。
元々私は介護するのが無理なことは
夫が元気な時に伝えてあります。了承済。
そして大学病院のレストランで2人でお昼を食べて
私は夫の顔を見ながら涙がにじんで
食欲も無いけど食べられそうなカレーにして
食べきれない分は夫にあげました。
お昼の後、入院後の面会制限話とパジャマなどの入院セットの話を
聞いて、また明日も面会行くねと約束して帰りました。
病院を出て
もう14時です。
朝来た道を1人で運転して帰り
本当に悲しかったです。
泣きながら店舗に帰って娘の帰りを待ちます。
店舗についてからはひたすら脳腫瘍について調べました。

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